換気システムの真実
高断熱・高気密住宅において、「換気」は住まいと家族の命を維持するための最も重要な生命線です。器としての気密性を極限まで高めるからこそ、室内の空力をいかに淀みなく入れ替えるかが、そこに暮らす人の健康をダイレクトに左右します。
昨今、住宅業界では「高額で複雑な大型ダクト式換気システム」を競って導入する例が多いのが現状です。
しかし、天井裏に張り巡らされた膨大なダクトは、年数が経てば必ず内部にホコリやカビが堆積しますが、居住者がそれを自力でメンテナンスすることはかなり困難です。汚れた管を通った空気が室内に供給されるリスクを、どれだけの会社が説明しているでしょうか。
一方で、法律をクリアするためだけに導入される「トイレの強制換気と各室の吸気口を組み合わせた第3種換気」も、致命的な欠陥を抱えています。それは、「ショートサーキット」の未解決と、暮らしの現実との乖離です。
吸気口と排気口の位置関係が悪いと、空気は部屋の隅々まで行き渡らず、最短ルートだけを流れて通り抜けてしまいます。これでは部屋の空気は淀んだままです。
そもそも、寒さや音を嫌って吸気口を閉じてしまったり、トイレの換気扇をずっと回し続けている人など現実的ではないでしょう。結果として、日本の多くの高性能住宅が「機能していない、形だけの換気」に陥っているのが現場の真実です。
グラタス・アーキテクツが導き出した答えは、機械に頼り切る過剰な設備投資ではなく、建物の呼吸を自然に寄り添わせる設計です。その中核を担うのが、革新的なダクトレス熱交換換気システム『せせらぎ』(PEJ)です。
『せせらぎ』は天井裏にダクトを一切使用しないため、カビやホコリの温床になるリスクを根本から排除します。
さらに、最大の特徴は「居住者が自分自身で簡単に、すべてのパーツを丸洗いできる」という圧倒的なメンテナンス性の高さにあります。熱交換によって室内の暖かさや涼しさを逃がさず、常にクリーンで快適な温度の新鮮空気を室内に取り込みます。
私たちは機械の力だけに頼るのではなく、自然の物理法則をも味方に付けます。それが、優れた自然吸排気を司る『グッドマン換気口』の導入です。
グッドマン換気口はダウンドラフトが起きない特徴があり、室内空気を満遍なく回してくれるのが最大のメリットです。
計算上は足りているという建築基準法の小屋裏換気の数値基準が、実は実際には殆ど用を足しておらず、灼熱の小屋裏〜二階の状況を作っています。
さらに積雪地の北海道では、室内の暖房熱によって熱せられた小屋裏の熱と積雪等の温度差で、つららが出来る条件にもなっています。
既存住宅のリノベーションにおいても、特に高価な換気設備を用いずに費用対効果の極めて高い環境を作り出します。これは革命的とも言ってよいでしょう。
『グッドマン換気口』は、複雑な電気回路やファンに依存せず、室内の気圧差や温度差を利用して「家全体が自然に息を吸い、吐く」ような、極めて素直で壊れない換気経路を確立します。
故障のリスクがほとんどなく、電磁波の発生もないこの換気口を計算し尽くされた位置に配置することで、機械換気だけではカバーしきれない住まいの「澱み」を完璧に解消します。
現代の日本の住宅の決定的な弱点ともいえる【小屋裏】の換気をほぼ完ぺきにこなします。
この『せせらぎ』と『グッドマン換気口』を最適に融合させた独自のハイブリッド換気方式が、グラタス・アーキテクツのスタイルです。
新築はもちろん、構造の制約が多いリノベーションにおいても、それぞれの邸宅の規模や暮らしのニーズに合わせて、換気システムに於いても最も合理的で健康的な空気環境をオーダーメイドで創り出すことができます。
私たちがここまで空気の「質」と「流れ」にこだわる理由。
それは、ただ室温を保つためだけではありません。
私たちの家づくりの最高峰、それは化学物質や電磁波という現代の目に見えない脅威から家族を守る独自システム「免疫ケア住宅 Gフィールド」の実現にあります。
ショートサーキット現象のイメージ図
『せせらぎ』 × 『グッドマン換気口』
外壁設置型にありがちな「冬場の不快な冷気」が足元に降りてくる現象が起きません。部屋の温度を均一に保ち、年中快適な足元空間を維持します。
給気と排気が近い場所で相殺される空気の空回りを防ぎます。確実な空気のルートを作ることで、室内の淀みがちな場所をなくし、効率よく全体の空気を一新します。
よどみのないスムーズな空気循環により、建材や家具などから発生する目に見えない有害物質を速やかに屋外へ排出。住む人の健康と免疫力を守る上質な室内環境を作ります。
天井や壁の裏に複雑なパイプを通す「ダクト式換気」とは異なり、シンプルな壁付け構造のため、施工費・材料費ともに非常にリーズナブルです。
ダクトがないため、将来的な「ダクト内部のホコリやカビの専門清掃」にかかる高額な維持費が不要。電気代も極めて安価で、家計にも建物にも優しいパッシブデザインです。
約93%という圧倒的な熱交換率で、室内の暖かさ・涼しさを維持したまま空気だけを入れ替える、システムの核となります。
外気の圧力や風圧を賢く制御し、機械に頼りすぎない自律的な呼吸を建物に与え、心地よい気流を生み出します。
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