本物の自然素材を使った、安心して住める住宅造りと心を豊かにしてくれるエレガントでセンスのある家
〒064-0951
札幌市中央区宮の森1条10丁目
建築デザイナー 土岐敏央
インテリアデザイナー 土岐ゆう子
煌びやかな和の世界を表現
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新築から7年目のリノヴェーション。
もともと自然素材ばかりで造った住宅でしたが、生活環境の変化から1,2階ともに大改装。
リヴィングルームを和の風情を持たせた煌びやかなアクセントでデザインすると。
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リヴィングルーム中心に鎮座するアップライトピアノをメインに考え、腰壁をはずしてウィリアム・モリスの『Blackthorn』をコーディネイト。1892年の作品ですがモリスの弟子のジョン・ヘンリー・ダールによる作品と言われていますが、どうやらモリスとダールの共作のようです。
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クローゼットの入り口の障子を行燈に見立ててコーディネイトしました。この『ブラックトーン』はバロックのデザインパターンを取り入れていますが、それまでモリス商会の壁紙のパターンは副題の草花がベースにあり、その上に主題の草花、小動物がデザインされて3Dのような奥行感が生命力を醸し出していました。
ですがモリス自身にとっての後期の作品は平面の上で躍動感を表現した作品が多く、宇宙的な広がり感を感じさせる素晴らしい作品があります。この『ブラックトーン』もバロックの手法を用いていながら、どこか日本的でもあり、こうして和のデザインパターンにて表現することで絶妙な空間を創りだすことが出来ます。